「だから俺の妻子って言ってたのは、四羽のヒヨドリなんだ」

と、三竹が明かした。

「嘘」そんな事、泣いちゃわないわけ無いでしょう(>_<)

「本当」愛くるしい文鳥達でも、ダメなんだ。

「そんなの嫌だ」私は叫んだ。小さな声で鋭く叫んだ。

「どうして?」三竹は頬に伝ったモノを手で拭い、桜文鳥中雛な級の、凄いあどけなさで聞き返す。

ずきゅ~ん

胸キュンの特上レベルだ(>_<)



「三竹が私を変えたんだよ」毎日毎日、「ほっちょぅ」社長に「クビ」と、突きつけられ続けたリーマン尾中、私を「クレーマーですら説得させれるくらい」「ほっちょぅ」での「就業レベル」を「激変させた」のは、私の根性の問題じゃない。

「三竹が三竹先輩が私に私を追い越すエナジーに」なったんだよ。と、もう少し大きく叫んだ。

「ありがとう尾中…俺」私に応える三竹は少し照れていた。

「今日のお前見て落ち着いてられなくなったんだ」と、笑い目線を、さ迷わせながら考えて何か言おうとする。

すると私に宝物を遊び仲間に奪われない為、意地をみせる子供みたいな感情が沸き。
「違う。今日が特別の日じゃなかった」という三竹に飛び付いた。

「社長にも」「無空にも」「吉松にも」「クレーマー君にも」「初仕事になる、泣かずに頑張ってるお祖母ちゃんにも」

「誰にも渡したくなかったんだ」おかしいか?

と三竹が照れながら彼の胸に埋もれてる私に緊張してる。

鼓動が、三竹と私、二人の鼓動が、はやくなってゆくのがわかる。

意識したのは私だけで、三竹は、はっきり言うと混乱してる。