「…こちゃん、まこちゃん!」

ガクガクと揺り動かされた

誰?ああ、もうちょっと寝かせてよ、もう「まこちゃん、早う起きな!

学校、遅刻すんで!」

んん?おばあちゃん?何で私を揺さぶってるの?

私はまだ、寝ぼけている

はっ!と飛び起き、枕元のスマホを見る

8時過ぎ…

おばあちゃんは不思議そうに私を見ている

遅刻だ!寝過ごした!

昨日、あまりに疲れてたから、スマホのアラームをかけるの忘れてたんだ!

「おばあちゃん、起きる!」

ガバッと起き上がり、急いで制服を着る

鏡をちらっと見る。うわ、寝癖頭!

目の下にクマまでできてるし。

そんな事、言ってられない!

おばあちゃんの用意してくれていた、ご飯とお味噌汁をかきこみ!

「行ってきます!」とそれこそ嵐のように家を飛び出す