「、、、、思い出せない、、、、」
全く思い出せない。
頭が真っ白、何も思い出せない。
「私はコウジュン。
このラダ国の第3皇子だ。」
きれいな顔立ちの眉間に少し皺を寄せると、
淡々と話し始めた。
「あの夜、私の婚姻の儀式でおまえは現れた。
私はおまえをラドゥールとして受け入れ、
正妃とすることを誓った。
そしておまえを守ると誓った。」
彼は私の手を取り、流れるような動作でその甲にくちづけを落とし、そのやわらかい感触と温かさにーー、、
「ちょ、、ちょっ、、と待って!」
私は彼から身体ごとのけ反るように後ずさる。だって、だって、意味がわからない!!
だけどベッドに置かれた柔らかなクッションで身体が沈み込んでしまい、思うように距離が取れなかった。
「あの、ちょっと待って、待って待って。
話が急すぎてよくわからないんですけど、、
これって、、夢じゃないの?
だって、そもそも、ここはどこ?
どうしてここにいるの?私、どうして??
突然、花嫁とか、ラドゥール?
それって何のことだかーー、、」
正妃に皇子、聞きなれない言葉にこの自分の周りの状況を見る限り、、
「夢だとしか思えないのに!」
首をブンブン横に振る。
「何をしている?やはりまだ具合がよくないのではないか?」
目の前では皇子だという美しい顔の男の人が今度は心配するように覗き込んでいる。
『ああ、ほんとに目眩がしそう、、』
彼は何か考えるような仕草をする。
全く思い出せない。
頭が真っ白、何も思い出せない。
「私はコウジュン。
このラダ国の第3皇子だ。」
きれいな顔立ちの眉間に少し皺を寄せると、
淡々と話し始めた。
「あの夜、私の婚姻の儀式でおまえは現れた。
私はおまえをラドゥールとして受け入れ、
正妃とすることを誓った。
そしておまえを守ると誓った。」
彼は私の手を取り、流れるような動作でその甲にくちづけを落とし、そのやわらかい感触と温かさにーー、、
「ちょ、、ちょっ、、と待って!」
私は彼から身体ごとのけ反るように後ずさる。だって、だって、意味がわからない!!
だけどベッドに置かれた柔らかなクッションで身体が沈み込んでしまい、思うように距離が取れなかった。
「あの、ちょっと待って、待って待って。
話が急すぎてよくわからないんですけど、、
これって、、夢じゃないの?
だって、そもそも、ここはどこ?
どうしてここにいるの?私、どうして??
突然、花嫁とか、ラドゥール?
それって何のことだかーー、、」
正妃に皇子、聞きなれない言葉にこの自分の周りの状況を見る限り、、
「夢だとしか思えないのに!」
首をブンブン横に振る。
「何をしている?やはりまだ具合がよくないのではないか?」
目の前では皇子だという美しい顔の男の人が今度は心配するように覗き込んでいる。
『ああ、ほんとに目眩がしそう、、』
彼は何か考えるような仕草をする。

