恋ノ色

香織side

私の足取りはとても軽かった。なぜなら、明日はまちにまった校外学習。仙台でフィールドワークをするんだ…!
そう思ってスキップをしていると、

ズコッ

石にひっかかってしまった。
「おっとっと…セーフ‼」

ふーっ、ギリギリのところで転ばなかった…

すると、

「ぷっ、バーカ。」
という声が聞こえた。振り返ると渡利がいた。
「何なの、渡利‼」

「石で転ぶとかバカだな、まあでも、藤谷ならしょうがないか。」