そう言うと渡利は教室を出ていった。







「よお」

渡利が出ていった扉の方を見ていると、誰かに声をかけられた。

「あ、優也」

「久しぶりだな、香織。」

そう言って優也はニコッと笑った。

「そうだね‼」

「なぁ、知ってるか?アメリカでは…」

そう言って顔を近づけてきたかと思うと、

チュッ

私のほっぺにキスをしてきた。

「⁉ちょっと…!」

「アメリカではこれが男女のあいさつ」

「へ、へぇー」

どうしたらいいか分からず、視線を泳がせていると、