あー、朝からイライラする

廊下の壁に寄りかかっていると、クラスメイトの月熊平太が話しかけてきた。

「よう」

「お、ツキノワグマ、やっほー。」

「だから、ツキノワグマって言うなって‼」

「ハイハイ」

「どーした?機嫌悪そうな顔して」

「女子がうざい。」

「女子の愚痴かよお前、女子にモテんのにな」

「は?」

「まあ、がんばれよ」