恋ノ色

「うん…」

「オッケーしなかったのって私のせいでしょ?」

「…」

「私、諒くんのこと好きだったんだ。だけど、やり方が間違ってたみたい」

「瑠花…」

「ほんとにごめん。」

「いいよ‼大丈夫」

瑠花と話しているときも、頭痛はおさまらない。

私は耐えられなくなり、

「ごめん。保健室、行ってくる。」

そう言って教室を出た。