恋ノ色

「んっ」

瑠花の声が聞こえる、、これが藤谷だったら…

次の瞬間、俺は瑠花を引き離した。

「もっと続けたいでしょ?」

「嫌だ。」

「どーして?」

「俺は、藤谷が好きだからだ。」

そう言うと、瑠花は悲しそうに顔を歪めた。そして、静かに涙を流し始めた

「香織の、どこが好き?」

「あいつは、バカだし、すぐ顔にでるし…でも芯があって強くて、
だから、目が離せないんだ。俺は藤谷のそんなところが好きだ」

「知ってるよ。」