恋ノ色

「じゃあ、戻るから。」

そう言って、保健室から出ようとしたとき、

「あ、ちょっと待って!」

藤谷に呼び止められた。

「あのさ、さっきはありがとう。」

そう言って藤谷はにこっと笑った

ドキッ

え…?

俺は驚いた。
気持ちを落ち着けようと、深呼吸を繰り返していると、