恋ノ色

「なっ…!そうですー‼私は文化部だもーん‼」

「開き直んな。バーカ。」

「うるさいなぁ」
こんなやり取りは毎日のこと。でも、最近はそれが楽しかったりする。
そんなとき、
「あ!諒、いたー‼」

「うわっヤベ‼」
湖子ちゃんが来たらしく、渡利はマズイという顔をしていた。

「ごめん、逃げるわ。」

そう言って渡利はピゅーっと逃げていった。

               ☆☆☆    

教室に行くと、渡利はため息をついていた。