とりあえず、落ち着こう…。 「…お前こそ家、間違ってるだろ」 いやいやいやっ! 引っ越したのは両親の方だから16年間もいた場所間違わないよ! 私は玄関に立ち尽くしたまま握っていた携帯をお母さんへとかけた。 その間にも二階に上がって行く陸君。 「ちょ…ちょっと!」 電話を耳に当てながらゆっくりと階段を上りきった陸君を追いかけた。 彼はなんの戸惑いもなく私の部屋の扉を開ける。待って、待ってよ、その部屋には下着とか散らかってーー…… 「ダメぇえっー!」