「乃愛、ノート…」 授業なった途端、爆睡してたのにまだ眠そうな顔で言う陸君。 どんだけ寝るのよこいつは…なんて思いながら今日で三回目となるやり取りをする。 さっきの授業で板書をしたノートを渡そうと机から出した時、 「私の貸そうか?」 後ろから声をかけてきたのは上原さん。 「え、いいの?」 「うん!字、読めないところあったら言ってね」 いいと言うか、彼女的にはむしろ全然使ってくださいみたいな勢いだと思う。