「もういい…とりあえず薬飲んで」 持ってきていた水のコップと薬を手渡して私は部屋を出ることにした。 「…おい」 「…なに?」 扉にかけた手を止めて振り返る。 「…いや、なんでもねぇ」 視線をふいっと逸らして薬を飲む陸君を見て私は部屋の扉を閉めた。