朝起きると、陸君はいつもの様にいなかった。 多分、登校時間が被らないように早めに出てるんだと思う。前に本人に聞いたら「自惚れんな」とか言われたけど…。 「おはよー!唯!」 先に来ていた唯は私の声にパッと振り向くと急に私のバックを机に置いて、腕を引っ張った。 「ちょっと廊下で話そう!」 どうしたんだろう…? いつもの優しい雰囲気はなくて、どこか焦っているようにも見えた。