先生に指され、見事正解した陸君は後ろの席の上原さんとクスッと笑って席についた。 「…あほ乃愛」 「いだっ……」 ガンッと椅子を軽く蹴られ、頬杖をついていた私は肘が机の上から落ちた。 「ちょっと何すんのよ!」 「…」 「ほんっと有り得ない!」 無視を決め込む陸君に小声で言うけれど、静かな教室にはその声も聞こえていたらしく… 「時雨さん、いいですか?」 「は、はいっ…すみません」 先生に注意される始末。