言い返す言葉もないのか、黙り込む。



美「…西欧、解散しろ。」



西ト「は?!!」




正直西欧には恨みなんてまるっきりない。…が、西欧のおかげで私は姫になってしまった。



美「…もう一度言う。解散しろ!」




西「意味わかんねぇよ!!!」




美「だったら嫌でも解散させてやるよ」




私は奴に向かって走り出した。そして拳を向けた。が、1発目はかわされてしまった。…けど2発目には追いつかなかったのか遠くまで吹き飛んだ。




西ト「くっ……」




1発入れたくらいでへばるなんて弱い。




美「解散しろ」



西ト「…っ」




意地でも解散させない気か?……でもそういう所はいいと思う。…




ーブワァァー



奈「ーっ」


世「?!」




美「解散しろ」





西ト「ひ、ひぃぃいい!!!!く、来るなぁ!!わかった!!わかった、解散させるから!!」




ーニヤー




美「最初からそう言えばいいんだよ」




奈「お前なぁ…」



世「…」




美「?」