〜奈津side〜





奈「…」




世「…そんな顔でみんなよ」




奈「…だって」




世「わかってるよ!…いつも見てた美月は赤髪であんなに髪長くなかったから新鮮っつーか」




わざわざ言い訳なんかしなくていいのに。




世「ってか奈津だって思わねぇの?幼なじみのくせに」




奈「思わねぇよ」





だって小さい頃の美月はそんな感じだったから。…


天使のような服に黒いストレートの髪を揺らしながら楽しそうに4人で遊んでいたのを俺はよく見ていたし、覚えてる。



…今、どこにいんだよ…。美月の成長みてやれよ。香月にもっと甘えさせてやれよ…。