世「総さんってまさか…」




美「うん!宮野だよ」





世「宮野…か…」




南「どないした?世羅」




世「いや。……総が、先生かぁ!」




南「そっか、3代目幹部ってことは総さんのこともしっとるわな!…どんな関係か軽く聞いとるけど…詳しく聞いてええか?」




世「総が元々来龍幹部だったの知ってんだろ?…んで、夜舞が全国6位になった代」




そう。何万といる族、その中でトップというのは口でいうより難しい。…愛斗さんが総長の時は何万もの族をけり、13位だった。それは普通に出来ることじゃなく、愛斗さんの名は全国に轟かせた。

誘人さんの時は6位、実は10位から格段に強さが変わってくる。

そして山木さんの代、私たちが幹部の時、2位となった。





世「そん時来龍は7位で俺らとはよく喧嘩をしてた。…まぁ、じゃれあい的な感じのな。…んでその幹部の総はよく美月に絡んでてさ〜。なんつーか、1体1で戦うのに総と美月が初めて当たってさぁ〜。それからなんだよ。総が美月をライバル視してたのは」




確かにそうだったなぁ。宮野は本当、喧嘩吹っかけてきて当時は鬱陶しかったのをよく覚えてる。




世「でもまあ、総は半分美月を怖がってたりもしたがな」




今もね。




世「総は俺らより歳は上だけど…それを感じさせない相手だったなぁ」




南「強かったんか?!」




世「相当強かったな。……そういえば、今学校じゃ総はどんな感じで扱われてんだ?」




南「怖がられてる!」