お母さんの寝息が聞こえるなか、まだゲームは途中だった。



奈「ぃよし!!」



私は7ペア、奈津が6ペア。香月が4ペア。残りはあと5ペア。つまり、逆転のチャンスはまだあるってこと。


10枚並んでいるカードを真剣にみる私達。



香「くそっ!!」



美「ッチ」



後半になってから、香月がカードを混ぜ始めたおかげで記憶が意味のないものとなった。



奈「おしっ!1ペアっ!」



7_7_4。残りは4ペア。もし香月が私たちのどちらかに1ペアでも取らせたら、そいつには負けになる。