美「裏切り者に、なるかもしれない」



違う。裏切り者に自らなるんだ…。



奈「そうか」



美「傷つけちゃうかもしれない」



奈「かもな。けど、美月はやめないんだろ」



美「うん」



裏切ることに抵抗はない。…だって、私は舞月だもの。周りがどうなろうと関係ない。



奈「美月は、美月の思うことをすればいい」



美「奈津…」



奈「俺はお前と一緒に居るから」



美「…ありがと」



昔から奈津は、私と共にあってくれる。夜舞にはいったのだってそうだ。

一番に、味方になってくれる。