美「はぁ…はぁ…。…んだよ…これっ」



私はこの光景に思わず吐きそうになる。…





『総が来龍を潰そうと、暴れ回ってるらしいっ!!!』





血の海。それが1番近い表現だ。ピシャ、ピシャと、歩くだけで血の溜まりを踏み、鳥肌がたった。



美「…ほんとに…総がやったのか?…」



そんなはずはない。私はそれだけを思いながら、来龍の倉庫の中へ入っていった。