【翌日】




私は今学校にいる。



世「おーい、美月〜」



世「美月ちゃーん」



世「美月様?」



世「ねぇ、美月〜!」



美「だぁー!もううるっせぇなぁ!!なんだよ」



世「美月がそんな喋り方だから誰もよりつかねぇぞ?…女みたい喋れとは言わねぇけど、せめて普通に…」




「あ、あのっ大鳥さんっ」




美「ん?」



世「(ほら、怖がってんじゃん…)」



「きょ、今日担任の先生がプリントを取りに来るようにって…」



美「まじ?……うん、りょーかい。ありがとな(ニカッ」



「いえっ////」



こんときの世羅の心は言うまでもない。




美「…ほら、話しかけてくれるぞ?」



世「…美月かっこいいもんなぁ」



かっこいいって…。それなら世羅のほうが何倍も格好いいだろう。イケメンの分類だし。



世「敗北感…」



意味のわからないことを言ってる世羅を無視して職員室にプリントを取りに行こうと教室をでた。



ーピロリンー



あ?誰だよ……総?…めずらしいな。メアド交換してから初めてのメールだ。



《美月やべぇ》



テメェの言葉がやべぇよ。…何が言いたいかまったくわかんねぇうえに、言葉が短すぎるつーの!



《俺、やりたいことできた!》



意味がわからんとおくれば、総はやりたいことを見つけたと送ってくる。



《教師だ!》



私が返信をする前に届いたメール。…教師。総が?…



美「ぶっ!!」



笑いが出てきた。…けど、案外似合ってんのかもしれねぇな。



『ほら、席つけー』



気だるげにいう総の姿を浮かべてまた笑いが出てきた。