moon~満ちる日舞う少女~【中】












それからというもの、街でも…



総「美月勝負だ!!!」



公園でも…



総「勝負だ!!」



コンビニでも…



総「勝負だぁぁ!!!」



…と、どこにでも現れ、私に喧嘩を挑んできた。もちろん全て私の圧勝。







総「おっ美月!」



またかとため息をついたが、今日は違う様子。



総「今日確か夏祭りだよな!」



そうだ。…あれからもう、春は終わり、今では夏が終わりかけている。



美「ああ」



総「誰かと約束してるか?」



美「してねぇけど」



総「おーし!じゃあ行こうぜ!!」



は?!なんで私がお前とっ…そういう前に総はもう進み始めていた。





総「よし、これするぞ美月」


総は確か、今23歳だったな?…そんなやつが



美「金魚すくいかよ…」



「おっ!兄妹か?!ほらほら、やってきな」



と、屋台のおじさんが言う。…まぁこの状況じゃ、兄妹だって思うよな。



総「勝負だぜ?」



こんなところでも勝負かよ。








「おぉ、お嬢ちゃんすごいね」



総「クッソぉ」



美「おじさん、うち金魚買えないんで戻しておきます」



「そうかいそうかい、助かるよ」



総「じゃあ俺も」



美「ぶっ!!…お前は1匹しかすくえてねぇだろ」



総「ーっ。…つ、次だ!」