〜美月side〜



今南の声が聞こえた気がした…




美「…愛斗さん。ありがとうございました」




愛「あ?俺はなんもしてねぇーよ!」





美「亮から私を離してくれて。…やっぱり愛斗さんは私の憧れの人です」




そういうと愛斗さんはそっぽ向いてた顔をこっちにむけてパアアアアっとキラキラ顔を見せた。




愛「み、美月が…俺に憧れって…っ」




美「知らなかったんですか?(笑)」




愛「今初めて聞いたからなっ!!」




美「そうですね。…けど私は愛斗さんと出会った時からずっと1番の憧れる人は愛斗さんですよ」




愛「…み、美月ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」




愛斗さんが私に抱きつこうと飛びかかってきたので私はとっさに避けると、愛斗さんは顔面をぶつけた。





美「そういうところは憧れないです」




愛「そんなぁ」




美「…ははっ。…………愛斗さんは憧れのひといないんですか?」




愛「んーー」




愛斗さんは少し考え込んだ。



初めは浮かんでこないからかと思ったが、愛斗さんの表情は、言うか言わないかを迷っているようだった。