moon~満ちる日舞う少女~【中】












ーザッー




?「よぉ、誘見ぃ〜」



私たちとは反対から来た勢力。…それが来龍と気づくのに時間はかからなかった。



祐「朱雀…っ」



朱雀(スザク)。それは来龍の当時の総長の名だ。



朱「今度こそ決着をつけてやる!ここ一変は俺ら来龍が統一さてやる!!」


祐「それは夜舞だ!!!」



総長達のその掛け声と同時に、抗争の幕を開けた。



「オンナがでしゃばってんじゃねぇぇ!!!」



ードカッー



美「女だからって油断してんなよ」



ードスッー

ーバキッー

ーズサッー




「な、んだよ…女だってのに……」



美「だからさぁ…」


?「お前ら!!!"女""女"ってあんま連呼すんな。喧嘩に男も女も関係ねぇだろ!拳を交えるからには、覚悟をして戦え!!」



正直驚いた。敵だというのに、私と同じ考えの奴がいた。…女だからと手を抜かない。女だからと言いもしない。…女の私を男と対等に扱うやつ。


……それが、これから私のライバルとなり、担任となる宮野総との出会いだった。


いや、出会いというほどのきれいなものじゃなかったかもしれない。




総「へぇ、結構背低いな。」



それは私をバカにしてるのでもなく、挑発してるのでもなく、ただ私を見定めていた。



美「そっちはやけにおじさんくさいな」



総「グフっ!それは心につきささる…」



私は、ははっと笑ったあと、一瞬で間合いを詰めた。


ードカッー


総「ーっ!!」



ーシュッー


ーガツッー


私はうまく避けながらそいつに攻撃を当てる。…が、そいつの攻撃をすべて避けきれるほど身体がうまくついてこず、何発が当てられた。


が、私はそんなことでやられない。

それは奴も同じなのか、立ち上がる。