moon~満ちる日舞う少女~【中】







店員「あ、あの!ありがとうございますっ!!タオルすぐにもってきますね!!!」



美「私はハンカチあるから大丈夫です。けど、あなたは大丈夫?ごめんね、最初から庇えたら良かったんだけど…」



店員「はうっ」



はうっ?



店員「あ、弟さんですよね?ありがとうございましたっ!!…ほんとに助かりました…」



香「あ、いや…」



(なんだろう、この姉ちゃんに持っていかれた感…)とか、思ってそうだな。
(当たってます 作者)



美「香月もありがとね?…さすが我が弟で月龍幹部っ!」



確かに、あれは月龍幹部だけのことはある。



美「…でも、後から面倒なことにならなきゃいいんけど」



臣「なんでだ?」



美「調べられて香月が月龍だとバレれば、月龍自体が狙われる可能性があるのよ」



臣「さすがにそれはーっ」



美・香「「あるんだよ」」



美「族の世界では情報は漏れまくりなの。…ハッキング、脅し、脅迫。…どんな手段でも使ってくるとこがあるの」



臣「まじかよ…」



美「あいつらに見つかる前にロックかけないと」