美「えーっと、臣…だったよね?私、美月だけどおぼえて…」
臣「ない」
ですよねぇ。
美「じ、じゃあ私は美月。こっちが弟の香月。まぁ双子だから同い年だけど。…臣は私達の1つ下なんだよね?」
ーシーンー
香「ど、どこの高校通ってんだ?!」
臣「…笹難」
笹難って、結構な不良校だよね?…ここからも近いし。
香「…お前喧嘩できんのか?!」
ーギロー
香「…うおっ」
臣「不良なんて嫌いだ」
臣はそれだけ言って玄関からリビングへ歩いていった。…私達もその場に取り残されてもしょうがないと思ったので、移動。
美「…なんで不良嫌いなの?」
臣「俺がなんでお前にそんなこと話さなきゃ行けないんだよ」
まぁ、たしかに。
臣「…そっちの、お前不良だろ。…まじ最悪」
香「さ、最悪って…」
香月は髪、染めてるからなぁ。こないだも色変えて、最近じゃ暗いオレンジにしてるし。
美「…で、でも不良にだっていい人いるでしょ?」

