香「なんだよ急に」
美「どうせ1時間もあるんだし、いいじゃん」
香「いいけどさ〜。……一番のイケメンかぁ〜。…修也とかかっこいいよなぁ」
まぁ確かに、あの赤い髪が良く似合う、綺麗な顔立ちだし。
香「陸とか勝とか順太郎とか、亮とか、みんなカッコイイんだよなぁ」
ウンウン。
香「……南もかっこいいよなぁ!…」
うんうん、さすが我が夜舞の幹部っ。
香「…きめらんねぇ!!」
だよね。私もだよ(笑)
香「あっ!でも顔がとかじゃなくて、中身がかっこいい憧れの男ならいる!!!」
美「えっ?!!私の知ってる人?!!」
香「もちろん!」
美「まじで?!誰?」
香「奈津君!!」
奈津かぁ!…確かに、香月は昔から奈津に懐いていたからなぁ。
香「奈津君って、姉ちゃんのこと大切に思ってるよなぁ」
と、香月はしみじみとした感じで言った。
美「そ…うだね。…うん。」
大切にしてくれてる。…奈津はかっここいやつだ!…仲間を想ってくれる、いい人!
美「ってこれじゃあ薄っぺらいなぁ。」
長年一緒にいてるっていう印象じゃないよね…
でもまぁ、言葉に出来ない何かがある。
香「姉ちゃんはさ、どんな男がタイプなの?!」
美「は?!何急に」
香「なんとなく!」

