母「じゃあ行くわよ」
お母さんが運転する車に乗って私達は長谷川さんの家へ向かった。
長谷川さんはココ最近引っ越してきたらしく、私達の家からは車で1時間とかかる距離だとか。
香「姉ちゃん、めっちゃ気合い入れてるな」
美「私もそう思う。お母さんにさ、色々さられちゃってー」
香「でも、これがヤンキーだなんて思わねぇよ!」
美「これってなによ!つーか、香月だって人のこといえねーだろ!!」
香「これも母さんにされたんだ!!しかたねぇだろ!!」
母「2人とも、今日その言葉使いはあまりしないようにしなさいよ〜」
確かに。あまりいい印象も持たれないかもしれない。息子さんにも…
美「私はまぁ、普段から学校じゃ普通の女の子だし大丈夫だけど…香月は大丈夫?」
香「男ってこんなもんだろ?…まぁ一応気をつけるけど…。…っか、俺この辺の人には顔知られてっけど大丈夫かな?!」
美「長谷川さんはもともと他県に住んでたし、まぁいつもより香月、気合入れてめかしこんでるから大丈夫じゃない?」
…自分の弟なのに、その変のモデルよりかっこいいと思ってしまう私はブラコン?…でも、私の周りって俗に言うイケメンってやつが多い気がするなぁ。
美「ねぇ、香月が今まであった人で一番のイケメンってだれ?」

