恋ノ音

そう言うと、もっと驚いた顔をした亮太くん…

そんな顔も出来るんだ…この子は大丈夫かな?

「亮太くん、その髪のことは、私からいっておくから、誰に言われたの?」

「…」

「大丈夫だから…教えて?」

「主観教諭…あいつ、俺のことが気に入らないんだ、他のやつは茶色い髪でもなんも言われねぇのに…」

なに、それ

「絶対、言っとくから。あと、今日のプリント、」

そう言ってプリントを差し出すと、

「ん」

そう言って受け取ってくれた。