それにコイツと私じゃ絶対に釣り合わない。
コイツは俗に言うイケメンの部類だから学校でも狙ってる女子は多い。

そんなことも知らないでのんきな奴め…
近いうちにでも告白される可能性あるんだからね。

告白されたら付き合っちゃうんでしょ?
そんなのもう、私の居場所何てないじゃんか…

「私だって、お断りだっての!」

素直に言えればどれだけいいことか…
そんな勇気何てこれっぽっちもないのに馬鹿みたいだ。

八つ当たりのように軽く蹴りを入れる。
けれどコイツはビクともしなかった。