彼に少しでも応えたくて、前を向くことにした。
恐れて何も行動ができないのはもう嫌だ。
だから、もうそれを繰り返さない。
気持ちに素直に生きたい。

佑斗への気持ちが完全に消えることはないだろう。
私の思い出が詰まってるんだもの、そう簡単には無理だ。

小さい頃の記憶

私が彼に恋愛感情を抱いていたあの頃の記憶

喧嘩したときの記憶

彼にはいろいろなことを教えてもらったし、与えてもらった。
消すことなんてできない。

そんなことはわかっている。
だから決めたの。

私が前に進むためにすることを。

 「大丈夫…忘れるわけじゃない」

今は隣に支えてくれる人がいる。
きっと大丈夫。

今まで何重にも鍵を掛けていた想いにけりをつけよう。

佑斗への想いに未練を残さないように。
伝えように、彼に。
だからその時はちゃんと聞いてね…?佑斗。