心の奥底に積もる罪悪感。
誰にも気づかれないように、頑丈に鍵をかけて誰にも触れられないところに隠してしまおう。

自分は思っているよりも弱虫で、
彼の優しさに溺れることしかできなくて
自分からは何もできない。

そんな自分に苛立って、また涙が頬を伝う。

彼は何も言わず、私の頭を撫でてくれた。

その手が心地よくてさらに涙が溢れたのだった。