見守る恋じゃダメですか


 「お前は俺にとって妹みたいなもんだからそれは無理だ」

 「妹じゃないし!私の方が誕生日早いしー」

 「はいはい。お姉様~」

そんなはっきり言わないでよね。
私はアンタの”妹”になりたいわけじゃない。

彼の言葉が私に刺さる。
表情に出さないように少し俯いた。

 「もういい!それより何しに来たのよ」

私はベットに腰掛けクッションを抱えならが話を振った。

 「いや、お見舞いにでも来てやろうかと思って」

「え?」

「だってまだ本調子じゃないんだろ?お前熱あるとすぐ甘えたになんだろ?」

「ならないし」

「いいや、なるね。昔からそれはかわんねーじゃん」

「もうそんな歳じゃないし!」