クロネコ童話

ピンクリボンのクロネコ達は、手際よくコーヒーを入れる準備をしていきます。

「2番から5番クロネコは豆の準備を! 6番から9はミラーを用意! PからKGは、ヤカンに水を入れてコンロへ!」

「「「はあいっ!」」」

ピンクリボンのクロネコ達は、聖杯部隊と呼ばれています。

そのAバッジをつけたエースクロネコが、聖杯部隊のまとめ役なのでした。

「エース、私はなにを?」

「魔術師は、火を起こしてもらえますか?」

「任されました」

一生懸命に動き回るクロネコ達ですが、やっぱりぬいぐるみなのです。

火の扱いには気をつけなければいけません。

クロネコ達には階級があります。

ピンクのリボンクロネコとほぼ同じ立場に、黄色いリボンの金貨部隊。

赤いリボンの剣部隊。

緑リボンのクラブ部隊です。

それぞれ14匹ずつ、四つのチーム、『56の貴族』と呼ばれる彼ら。

その上にいるのが、『22の王座』――さっきの白いリボンのクロネコ達です。

そして、火の取り扱いには、王座の立場にいるクロネコの権限が必要なのです。

実は階級制のようですね、クロネコ達って。