*** 『亮は、どうなの?』 『好きだよ、咲良のこと』 祐介との会話を思い出す。 そうだ。 俺は咲良のことが好きだ。どうしようもなく好きで。だけど、幼なじみだからこの気持ちにずっと嘘をついていた。 死ぬなんて、そんな結末を受け入れるなんて無理だ。 祐介だって同じだ。 それでも、こんな未来が用意されているなら告白したかった。咲良に気持ちを伝えたかった。 今更、だよな。 無理だとわかっていても苦しい。 壊れてしまう。 何度もチャンスがあったはずなのに俺は……バカだ。