【完】螺旋のように想いを告げて



 それにしても、なんで同じ高校なんだ。
 選ぶ高校は少ないとはいえ、他にもあっただろう。



 だいたいクラスだって他にもあるのに、どうして2年も同じクラスになったんだ。



 ことあるごとに口うるさい。
 俺に対してうるさすぎる。



 痴話喧嘩だの言われても嬉しくない。そろそろ1人になりたいお年頃なんだけど。




「暑い……」




 さすがにエアコンが切れて閉め切った部屋は暑い。
 夏にこれはキツイ。布団を被っている場合じゃないな。




「おっはよー!」




 布団を蹴飛ばしたと同時に、部屋に響き渡る大声。
 咲良だ。
 お前はノックもしないで入ってくるのか。



 ますます動きたくない。起きたくない。2度寝したい。