【完】螺旋のように想いを告げて



 宿題。宿題? 
 家の机に置きっぱなしじゃないか。最悪だな。
 忘れてきたとか、どんだけ今日はツイてないんだ。




「亮。放課後付き合ってくれないか?」




 おもむろに祐介が言う。
 照れくさそうに下を向いている。



 チラリと咲良の様子を窺っているところを見ると、あいつには聞かれたくない話みたいだな。




「部活は?」

「今日は休み。グラウンド整備で練習出来ないから自主練だってさ」

「ふうん。今じゃ駄目な話?」

「無理」

「なんだよ、気味悪いな。気になって授業に身が入らないだろ」

「いつもと変わらないし」

「うるさいな」




 ケラケラと祐介が笑い、俺は何だかイラッとして睨んでやる。