【完】螺旋のように想いを告げて



「亮ちゃん、ふるーい!」

「ラブレターはないだろ!」




 同時に言われるとは思わなかった。
 真剣に考えた俺の時間を返せ。



 そんなにおかしなことだったのか?
 メールで「好きだ」って言うより感動するだろう。



 お前らにはわからないか、悲しいな。



 俺は咳払いをして咲良特製おにぎりを口にする。




「亮ちゃん、ラブレターほしいの?」

「例えばの話だよ!」




 咲良はやっと落ち着いてきたようで、涙を拭いながら俺の顔を覗き込む。




「書いてあげよっか」

「いらねーよ!」




 精一杯ふてくされてみせる。
 更に笑い出す2人。本気で拗ねるぞ。