「俺のアクセサリーは壊れた。だったら捨てるしかないだろ。世の中にアクセサリーは沢山あるんだからな!」
理乃ちゃんは俯いたまま動かない。そんな彼女に男は舌打ちをしてから去っていく。
終わったみたいだ。
俺の知らないうちに事が起こり、解決してしまった。
まるであの現場にいたみたいに疲れた。
理乃ちゃんが無事でよかった。祐介にも何もなくてよかった。
「祐介くん! やっと見つけたよ。パンツ忘れたよ?」
そんな中、空気を読まないで場に現れた女。
間の抜けた声で祐介の隣に立つ。咲良だ。
空気を読めよ。何だよ、パンツって。
この緊張した雰囲気が一気に壊れたぞ。
もう終わったし、壊れてもいいんだけど。何だか納得いかない。



