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 翌朝、俺はすぐに行動を開始した。




「あら、亮ちゃん。ウチに来てくれるなんて何年ぶり?」




 咲良のお袋さんが、玄関先で目を丸くする。
 俺だって何だか気恥ずかしい。咲良のお袋さんには何度も会っているけど、自宅訪問は久しぶりすぎて緊張する。




「おはようございます」




 とにかく挨拶をする。朝早くに来るなんて、迷惑と思ったが我慢出来なかった。




「いつも、迎えに来てくれるから。今日は俺が――」

「まあ、そうだったの!? 来るのがわかってたら、ごはん作ったのに」




 まさかの咲良と同じ感覚だ。爆弾おにぎりじゃないだろうな。




「そうだ! お味噌汁のんでいきなさいよ。今日は具沢山よぉ」