ーー???sideーー

彼女の机をみる。滑稽なことだった。

あの女が荒らしたのだろう。だが、やり方が雑すぎる。ここはこうすべきだ。

鞄の中から財布を取り出し金を抜き取る。いくつかの財布を空にして高価そうな財布を見つけて切り刻む。残りは面倒なのでそのままゴミ箱に捨てる。

金をたくさん入りそうな財布に詰め込み鞄の底にいれる。


ーこれで出来上がりだ。あとは、彼が思うように動いてくれればいい。

その人物はほくそ笑んだあとに教室の鍵を閉めた。