辺りは暗く、静寂に包まれている。





「…朔夜?いるの??」


…………


「私だよ。……っ、ごめんね。私なんかと会いたくなんかないよね」


…………


「ごめんっ…ね。私、朔夜が苦しんでいるときに何にもできなかった」


…………


「私は朔夜の彼女なのに……」


…………


「彼女、失格だね……ごめっ……なさいっ……」




「──瑞穂」