「ん?」
「あたしも先生が担当で、良かった」
「えッ…」
先生がいつも何度も助けてくれて
元気付けてくれて
あたしはそれで笑顔をもらって。
それが嬉しくて
たくさん感謝してるから…
「ありがとう」
お礼が言いたかった。
「………」
先生は
あたしに背を向け扉に手を掛けると
そのまま無言で静止している。
どうしたんだろ…
何か悪い事言ってしまったかな?
思い当たる節を1人黙々と探していると
先生はゆっくりと振り返り
目が合った。
沈黙が続く。
緊張するんですけど…。
そして突然
「咲桜ちゃん」
真剣な眼差しで名前を呼ぶから
ドキッとしてしまう。
「…はい」
思わず返事した声が小さくなってしまう。
なんか…ドキドキする。
「久しぶりの感覚で、俺自身もどう言ったらいいかわからないんだが…」
もしかして先生も
緊張してる…?
「咲桜ちゃんは大事な患者で…大事な女の子でもあって…」
こんなに困惑する先生
初めて見た。
少し新鮮で嬉しくなって
緊張が解れ掛かったのに突然
「俺にとっても、大事な人なんだ」
不意打ち喰らった。
「あたしも先生が担当で、良かった」
「えッ…」
先生がいつも何度も助けてくれて
元気付けてくれて
あたしはそれで笑顔をもらって。
それが嬉しくて
たくさん感謝してるから…
「ありがとう」
お礼が言いたかった。
「………」
先生は
あたしに背を向け扉に手を掛けると
そのまま無言で静止している。
どうしたんだろ…
何か悪い事言ってしまったかな?
思い当たる節を1人黙々と探していると
先生はゆっくりと振り返り
目が合った。
沈黙が続く。
緊張するんですけど…。
そして突然
「咲桜ちゃん」
真剣な眼差しで名前を呼ぶから
ドキッとしてしまう。
「…はい」
思わず返事した声が小さくなってしまう。
なんか…ドキドキする。
「久しぶりの感覚で、俺自身もどう言ったらいいかわからないんだが…」
もしかして先生も
緊張してる…?
「咲桜ちゃんは大事な患者で…大事な女の子でもあって…」
こんなに困惑する先生
初めて見た。
少し新鮮で嬉しくなって
緊張が解れ掛かったのに突然
「俺にとっても、大事な人なんだ」
不意打ち喰らった。

