━━━コンコン…
「失礼します…」
ペットボトルの水と吸入器を持った咲桜ちゃんは、戸惑い気味に俯いて診察室に通された。
「どうした?」
「すみません…。さっき急に咳が出てきて…」
どうして謝る?
俺は怒ったのか?
そんなつもりはいんだが…
「まだ苦しいか?」
「先生に教えてもらった応急処置したら、だいぶ落ち着きました」
「良かった。喘鳴の確認するから服捲って」
「…はい」
彼女は診察室に入ってからずっと『妙』だった。
元気がない。
発作が起きたから…って
それだけじゃない様な…
俺は精神科ではないから
イマイチわからないんだが…
メンタル的なものが関係してるのか?
「まだ少しあるな…。点滴してくか?」
「いえ、大丈夫です…。喘息の薬と頭痛薬を頂きたいです…」
頭痛があるのか…?
「…わかった」
「ぁの…」
言い掛けて
咲桜ちゃんは言葉を詰まらせた。
なんだ?
言いづらい事か?
たまにチラッと看護師の存在を気にしている。
もしかして…
「失礼します…」
ペットボトルの水と吸入器を持った咲桜ちゃんは、戸惑い気味に俯いて診察室に通された。
「どうした?」
「すみません…。さっき急に咳が出てきて…」
どうして謝る?
俺は怒ったのか?
そんなつもりはいんだが…
「まだ苦しいか?」
「先生に教えてもらった応急処置したら、だいぶ落ち着きました」
「良かった。喘鳴の確認するから服捲って」
「…はい」
彼女は診察室に入ってからずっと『妙』だった。
元気がない。
発作が起きたから…って
それだけじゃない様な…
俺は精神科ではないから
イマイチわからないんだが…
メンタル的なものが関係してるのか?
「まだ少しあるな…。点滴してくか?」
「いえ、大丈夫です…。喘息の薬と頭痛薬を頂きたいです…」
頭痛があるのか…?
「…わかった」
「ぁの…」
言い掛けて
咲桜ちゃんは言葉を詰まらせた。
なんだ?
言いづらい事か?
たまにチラッと看護師の存在を気にしている。
もしかして…

