「ごめんね!郁ちゃん!待ったよね?!」








汗だくになって私の元へ走ってきた央生。









今日は祝日。




央生とデートの日。








「大丈夫。


もう、慣れたから。」









私はそう言うと、呼吸を整える央生に構わず歩き始める。









「あ!待って!郁ちゃん!



ねぇ、今日はどこに行こうか?」








あくまでいつも私にデートの場所を選ばせてくれる央生。