「郁ちゃん、入るよ?」






その声の後に控え室の扉が開く音がする。






「うわぁ、綺麗だよ!郁ちゃん!」






白いタキシードを着た央生が純白のドレスを着た私を見て声を漏らす。







「ありがとう。


央生も格好いいよ。」






珍しく褒める私に央生は照れくさそうだ。





そう、今日は私と央生の結婚式。






ついにここまで来たが、前日の昨日にも
『アイツのどこが好きなの?』と言われた。






でも、皆がどう思おうが私は央生が大好きだ。