「あ、りがとう。」







私は体制を立て直して、央生にお礼を言う。







「うん。

良かった!倒れなくて。



混んできたし、このまま行こうか!」








央生は繋いだ手をあげる。





私は1度だけ頷き、央生と歩き出した。




モヤモヤが消えた気がした。






――――――――――



ドーーーン!




パラパラパラ







夜空に色んな色の花火が打ち上げられる。