そして、バランスを崩した私はポスッと央生の胸に飛び込む。







そして、央生は自分の胸に飛び込んだ私を力一杯抱き締めた。








「央生?」







私は何とか隙間から顔を出し、央生の顔を見上げる。









すると、央生は安堵からなのか涙目になって私と目を合わせていた。









「郁ちゃん。


・・・・・・僕、不安なんだ。



郁ちゃんが僕から離れていきそうで。




もし、そんなことになったら僕は・・・死んじゃうかもしれない。







お願い・・・郁ちゃん。




大好きだから、愛してるから、だから隣に居てね。」