私と央生以外にお客さんは一組しかいない。






私達はカウンター席に座り、置いてあるメニューを見る。








「あのね!ここね!

郁ちゃんの好きなトマトレタスのサンドウィッチがあるんだよ!」








そう言って、メニューの1つ、私の好きなトマトレタスのサンドウィッチの部分を指差す央生。










・・・・・・。








「うん。私、これにする。


央生は?」









そう聞いて央生にメニューを渡す。